「中国」に関連する用語一覧

雑密

雑密とは、真言密教や天台密教が成立する前に、奈良時代にはあったという初期の密教です。大日如来出現以前の密教を雑密といい、これが密教の初期と考えられています。雑密には呪術的な要素が多く、体系化される以前の密教で、祭祀宗教であるバラモン教のマントラの影響を強く受けています。雑密の修行は山の祖霊を信仰する山岳信仰に基づいたもので、インドの...続きを読む

エンゲイジド・ブッディズム

エンゲイジド・ブッディズムとは、仏教徒が社会問題に取り組む運動のことで、1960年代にベトナム出身の禅僧ティク・ナット・ハンのムーブメントで広く知られるようになりました。ティク・ナット・ハンはベトナム戦争下での平和活動や社会支援を行い、渡米して戦争の終結を訴えました。1964年の「Engaged Buddhism」後も詩、著作を通じ...続きを読む

涅槃仏

涅槃仏とは、釈迦が入滅する際の様子をあらわした仏像です。タイのワット・ポーにある大型の涅槃仏は有名です。右手を枕に頭は北向き、顔は西向きに寝そべった姿があらわされています。この姿勢から、一般に人が亡くなった時に北枕に寝かす由縁になったといわれています。足の裏には宇宙観を表すも文様が描かれています。右脇を下に両足は上下に重ねた体勢で眠...続きを読む

涅槃会

涅槃会とは、釈迦の入滅の日に行なわれる法要です。釈迦の入滅の日は諸説ありますが、2月15日とする説が一般的です。寺院によっては3月15日に涅槃会を行うところも少なくありません。実際の入滅の日時ははっきりとはしませんが、南伝仏教では、ヴァイシャーカ月の満月の夜とされています。インドの暦によれば、ヴァイシャーカ月は第2の月という意味があ...続きを読む

四天王

四天王とは仏教で持国天、増長天、広目天、多聞天の四人組を差し、東西南北を守護してくれる神を言います。四天王は仏教の守護神の帝釈天に仕え、須弥山の中腹にいて四方を守護しています。持国天は、東勝神洲を守護する神で、乾闥婆、毘舎遮を眷属とします。増長天は南瞻部洲を守護し、鳩槃荼、薜茘多を眷属とします。広目天は西牛貨洲を守護し、龍神、毘舎闍...続きを読む

パンチェン・ラマ

パンチェン・ラマとは、チベットの法王ダライ・ラマに次ぐ重要な存在です。ダライ・ラマが観音菩薩の生まれ変わりを信じられているように、パンチェン・ラマは、阿弥陀仏の生まれ変わりとされています。パンチェン・ラマは、偉大な学者という意味のある称号です。当初パンチェン・ラマ9世が中国亡命をしたことを不満としたダライ・ラマ13世との間は、緊張関...続きを読む

ダライ・ラマ

ダライ・ラマとは、チベット仏教ゲルグ派の法王の尊称です。チベットの教化主である、観音菩薩の化身の生まれ変わりで、人々を導くために輪廻を繰り返すとも信じられています。ダライ・ラマには、モンゴル語で「智慧の海」という意味があります。チベットの人々にとって、一生に一度は、ダライ・ラマの居城へ巡礼するのが、目標のようになっているといいます。...続きを読む

天部

天部とは、天界に住む者の総称で、仏教の守護神のことをあらわす言葉です。仏像の中では、毘沙門天・帝釈天のような天像の総称でもあります。インド古代神話においては、天界に住む神々のことで、仏教に取り入れられた時、護法神となりました。凡夫は欲、色、無色の三界を輪廻すると言われています。この三界には二十八の天界があり、そこには天部が住んでいる...続きを読む

新大島

新大島とは、国産の大島石に良く似た、中国福建省原産の石材です。大島石に比較すると目に特徴があり、整然として見える大島石に比較すると、流れるような石目が見えるものが多いといいます。しかしその違いはほとんど分からないほど似ているものもあります。黒玉が入らないので、高級感のある雰囲気があります。吸収率が高いものの、水はけは悪くありません。続きを読む

G654

G654とは中国産のグレー系御影石です。6は産地である中国の福建省を表しています。丁場によって種類があり、品質にもばらつきがあります。安価なものは長楽、長泰、比較的品質が高い種類は角美などと、別名がついています。石塔、外柵などに良く使われます。建材としてもなじみのある石材です。長尺の石が入手可能ですから、墓石だけでなく、大き目の外柵...続きを読む

G603

G603とは、中国産の白御影石です。世界で最も安価な御影石と言われるように、安価なことで良く知られています。G603の名称は、産地を表した記号で、6が福建省を、03が福建省では6番目に製品化された石材であることを表すといいます。日本で使用されるようになって20年以上が経ち、定着している石材です。彫刻や建物の外装、内装にも使用されてい...続きを読む

山西黒

山西黒とは、中国で代表的な黒色の御影石です。墓誌や外柵などにも多く用いられる黒御影石でリーズナブルな価格帯も特徴の1つです。建築材や内装にも使用される石材でもあります。中国の山西省で採掘される黒い色と小目の石です。磨きと塗装で光沢を出した石材は、価格に比較して高級感があり、広く用いられています。国産の黒御影石だけでなく、インドや南ア...続きを読む

大蔵経

大蔵経とは、仏教聖典を総集したものです。中国における仏教経典の総集をさす言葉です。漢語だけでなく、パーリ語、チベット語、モンゴル語、満州語、日本語に訳されたものも、大蔵経とよんでいます。内容は、経・律・論の三蔵を中心に、それらの注釈書を加えた内容になっています。僧侶としての生活規律を説いたものが律蔵、説教をまとめた経蔵、それを解説し...続きを読む

磨崖仏

磨崖仏とは、自然の巨石や岩壁に彫刻した仏像のことです。石仏の一種です。石仏には、独立した状態で石材に彫られた移動が可能なものと、磨崖仏のように壁面に直接彫られたもの、石窟を掘ってその中に彫刻する石窟仏の3種類に大別することができます。磨崖仏は古くからインド、中国、朝鮮に多く見られます。インドのアジャンター石窟、中国の雲岡石窟などが有...続きを読む

G623

G623とは、中国福建省が原産の石材で、日本の中国産の石材としては、もっとも一般的で人気の高いものです。外柵として使われる事が多く、全国的に外柵はG623を使用しているケースが多いです。白系中目御影石で、黒、白、透明、ピンクといった色の組み合わせが美しい石材です。特に欠点のない石で、コストパフォーマンスが高く、錆の出にくい、経年変化...続きを読む

桜石

桜石とは中国福建省が原産の石材です。女性に人気の高い淡いピンク系の色で、桜御影という別名があります。中国石材の中では古くから産出され、輸出されています。手ごろな価格で大型の石材が入手できることから、外柵や建材などに用いられてきましたが、公園墓地や洋型墓石に好んで使用されるようになってきました。芝生のグリーンにピンクの石肌が映えること...続きを読む

中国マホガニー

中国マホガニーとは、中国山東省を原産にする花崗岩で、赤御影石系の石材です。茶系の落ち着いた色目に特徴があります。石目は小目系で、赤味の強い色が人気です。中国名では斉層江、桃木心石と呼ばれています。建築用の石材として人気が高く、近年では洋風墓石などとして使用するようになりました。マホガニーと呼ばれる石材には、スウェーデン産のものや、ア...続きを読む

新八光

新八光とは、中国福建省が産地の石材です。ピンク系の結晶が明るい色目の中目石で、価格が手ごろなことからコストを抑えたい時に人気があります。稲田石に似ている薄茶の色合いが特徴で、新稲田や稲桜の別名があります。安価なのは、採石場が福建省の都市部から少し離れた海岸部にあり、運搬コストを大幅に抑えることができるためです。新八光は日本で最も多く...続きを読む

河北山崎

河北山崎は、中国産の石材で、河北省の原産です。中国山崎の代替としても人気の輸入御影石です。ロイヤルグレーと呼ばれることもありますが、フィンランド産のバルチック・ロイヤルグレーとは別の石材です。山梨県産の山崎石は高級品として知られおり、風合いが似ているということで、河北山崎の名前がついたともいわれています。目が細かく、黒っぽい色の濃い...続きを読む

亀甲墓

亀甲墓は、沖縄県に多くみられる墓で、墓室の屋根が亀甲の形をしているため、この名がついています。琉球王国では、士族の墓とされていましたが、明治12年琉球藩から沖縄県になったのをきっかけに、庶民にも急速に普及しました。沖縄戦の被害と、戦後の米軍命令で、首里・那覇にあった多くの亀甲墓は失われてしまいました。戦時中は防空壕がわりに利用されて...続きを読む

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