エンゲイジド・ブッディズム

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エンゲイジド・ブッディズムの意味(エンゲイジド・ブッディズムとは)

エンゲイジド・ブッディズムとは、仏教徒が社会問題に取り組む運動のことで、1960年代にベトナム出身の禅僧ティク・ナット・ハンのムーブメントで広く知られるようになりました。

ティク・ナット・ハンはベトナム戦争下での平和活動や社会支援を行い、渡米して戦争の終結を訴えました。

1964年の「Engaged Buddhism」後も詩、著作を通じ、禅を欧米社会に広め、その中で広がったムーブメントです。

本来のエンゲイジド・ブッディズムは、仏教理念をどのように現実の苦しみに反映させるかということがテーマになっています。

エンゲイジド・ブッディズムの実際

中国語の入世仏教、人間仏教を基にした考え方ですが、西洋で幅広く支持を受け、英語に翻訳される過程でエンゲイジド・ブッディズムの名前が付き、その後、日本語ではさらに「行動する仏教」「社会を作る仏教」などに翻訳されてきました。

英語ではSocially Engaged Buddhismとも言われ、社会的な行動を起こす仏教として知られています。

ティク・ナット・ハンのエンゲイジド・ブッディズムは、解釈の仕方が多岐に渡り、大乗仏教上座部仏教でも違い、アジア仏教と西洋仏教の間でも違いがあると言われています。

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