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四無量心(しむりょうしん)

仏道修行の実践徳目のひとつである「四無量心(しむりょうしん)」についてお話しします。

実践徳目とは?

仏道修行(信仰生活)をする上で、常に意識をしなくてはいけない心のあり方と行いのことを言います。「四無量心」の場合は名前の通り「心(気持ち)」のあり方ですので、常に意識をしなくてはいけない心のあり方になります。この心を意識し実践することにより功徳が積めるのです。

「無量」とは?

「この上ない」「計り知れない」と共に、「自分と関係のあるものだけではなく、全てのものに対して平等に」という意味があります。では、4つの無量とは?

1.慈無量心(じむりょうしん)

人々に無量の情愛の心を起こすこと。「与楽(よらく)」といい、相手に喜びや楽しみを積極的に与え、共に喜んだり楽しんだりすること。

2.悲無量心(ひむりょうしん)

人々に無量の同情の心を起こすこと。「抜苦(ばっく)」といい、相手の悲しみや苦しみを抜き取ってあげ、共に悲しみ苦しむこと。

3.喜無量心(きむりょうしん)

人々の幸せな姿を見て、無量の喜びの心を起こすこと。慈無量心と似ているが、慈無量心は自分から積極的に相手に喜びや楽しみを与えることだが、喜無量心は自らが何かをするのではなく、相手が幸福になっている姿を見て、自らも同じように幸せを感じること。他者の喜び幸せをねたまないことも含まれる。

4.捨無量心(しゃむりょうしん)

好き嫌いによる差別の心を捨てること。同時に全てのものに対する執着を捨てること。必要以上の執着は苦しみを生むだけである事を知る。どんなに莫大な財産でも、愛情をかけた者でも死後の世界には連れて行けないように、失うまいと思うが故に苦しみを味わうことを知る。

「分かち合う喜びは二倍にも三倍にもなり、分かち合う苦しみは半分にも三分の一にもなる」ものです。

posted by 菅野海應 (唱導寺)

タグ:仏教

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