「位牌」の検索結果

位牌の用語

臨済宗

臨済宗は、禅宗のひとつです。中国禅宗の五家七宗の一つが、鎌倉時代に明庵栄西が日本に伝えました。看話禅は、師匠が出す公案という問題を、弟子が、体全体で答えを見出す中で、理論を超えた真実を探すというものです。また、師匠と二人きりで対面し、弟子が提示した結果を、師匠が検証する参禅を行うことで、体得しました。浄土宗、浄土真宗の念仏を唱えて極...続きを読む

精霊船

精霊船とは、精霊流しの行事の一つで、長崎県や佐賀県の一部で見られます。初盆にあたる家族や、地縁組織、自治体などが精霊船を出します。ただし、実際に精霊船や供物を海に流すのは、明治4年から禁止されており、精霊船は船を模したものではありますが、水に浮かぶものではありません。精霊船は、担ぎ手とよばれる人たちによって、海に向かって曳かれていき...続きを読む

盆棚

盆棚は、お盆に先祖に供物を供えるための棚です。仏壇の前に設置することが多いものの、従来は庭先や座敷、玄関などに臨時の祭壇を作りました。地方によっては、お墓に盆棚を飾るところもあります。いつから盆棚を設置するかは諸説あり、お盆を迎えるの8月13日に飾る場合も多いですが、地域によっては7月7日の七夕は、棚幡から来たということから、7日の...続きを読む

墓誌

墓誌とは、墓石の傍らに建てる石碑のことです。石碑には、亡くなった人の名前、戒名や法名、亡くなった日付(享年・行年)などを彫刻します。墓誌を見ると家族や親族がわかり、先祖のつながりもわかるため、一族の歴史を伝える役割にもなります。比較的広い墓所を持つ、何代も続く大きな家族に人気の出てきた、墓石の付属品としては新しい部類に入るものです。...続きを読む

祭祀財産

祭祀財産とは、家庭の位牌、仏壇、仏具、墓地、墓石、神棚といった先祖をまつるために必要なものや、先祖代々の家系図のことをさします。祭祀財産は相続財産には含まれていません。また、遺骨は祭祀財産を継承するものに帰属します。明治時代には、家を継ぐというのは、祭祀財産を継ぐことであり、相続財産を継ぐことでした。家督制度があり、長兄が相続するの...続きを読む

祭祀継承者

祭祀継承者とは、墓所や年忌法要の管理、主催を行う者のことです。相続には当たらないので、遺産の対象ではありません。祭祀継承の祭祀財産は、家系図、仏像、位牌、仏壇、神棚、墳墓といったものになります。遺産ではないので、これらに相続税はかかりません。これらを管理する祭祀継承者は、一般的には複数名ではなく、家族の特定の一人が担うことが多くなっ...続きを読む

箸渡し

箸渡しとは、拾骨の作法で、骨上げの際に箸でつまんだ遺骨を、順に渡して骨壺に収めることです。二人同時に一つの骨を箸でつまむようにして行うこともあります。男女でペアになり、男性が左を、女性が右を同時に拾い上げるという方法もあるなど、地方によってさまざまです。宗旨宗派によっては、火葬場職員に任せて、箸渡しを行わないこともあります。この世と...続きを読む

俗名

俗名とは、戒名や法名に対して使うことが多い言葉で、生前に名乗っていた姓名のことをさします。仏式で葬儀を行う場合は、檀家になっている菩提寺に戒名を付けてもらいますが、戒名ではなく、生前の本名で葬儀を執り行う場合などがあります。その場合に、「俗名で葬儀を行う」という言い方をすることがあります。続きを読む

安位諷経

安位諷経とは、収骨を終えてから自宅や葬儀場などで営む法要です。遺骨をいったん家や葬儀場に持ち帰って行います。火葬場から会場へ戻る際には、水や塩でお浄めをしてから中に入ります。法要会場では、戻ってきた位牌、遺骨を祭壇に安置して、水、線香、花、ローソクをそなえます。僧侶が安位諷経の読経を行います。葬儀の後の初七日の法要を、葬儀当日に行な...続きを読む

霊号

霊号は、仏教でいう戒名のような役割をするものです。仏教で戒名を位牌に書くように、神道では、霊璽(霊代)に霊号を書きます。亡くなった人の御霊としての名前です。霊号は、生前の名前に、称名(たたえな)、尊称、結辞などを重ねて記します。称名は、成人男性では「大人(うし)」女性は「刀自(とじ)」が使われる事が一般的です。身分や年齢、性別を表す...続きを読む

菩提寺

菩提寺とは、先祖代々のお墓のあるお寺のことです。檀家である自分たちと菩提寺との関係は、宗教儀礼に関してはすべてその宗派の作法に則り、菩提寺の運営維持を支えるという関係になります。葬式や法事をお願いする寺院でもあります。菩提寺は、先祖の墓があり、位牌をおまつりしてあるところです。仏事でわからないことを相談に乗ってもらえる場所でもありま...続きを読む

五十回忌

五十回忌とは、故人の没後、49年目の祥月命日のことです。三十三回忌と並んで、五十回忌を弔い上げにして、最後の年忌にするケースが多く見られています。五十回忌をきっかけてに寺院へ永代供養をお願いします。五十回忌が終わると、五十年ごとに百回遠忌。百五十回遠忌を行う場合もあります。仏壇の位牌は、戒名の入ったものを片づけて、先祖代々之霊位とし...続きを読む

真言宗

真言宗とは大日如来を本尊とする仏教の宗派です。平安時代に弘法大師空海が開いた宗派で、本山は高野山金剛峯寺になります。この身のままで仏になるという即身成仏を説いています。修行は、身口意の三密修行で、身体、言葉、心の修行を行うことで、誰でも仏になることができるとしています。平安時代に貴族の間から広まり、加持祈祷を行いました。続きを読む

浄土真宗本願寺派

浄土真宗本願寺派とは、浄土真宗の一派で、西本願寺を本山とします。浄土真宗の宗派の中でも最大規模を誇り、仏教の宗教法人でも最大数。神社本庁に次いで2番目に多い信者数がいるといわれています。明治初期には、西欧の三権分立になぞって、宗会、宗務所の施策決定システムを作り、これが明治政府のモデルになったとも言われています。浄土真宗本願寺派は、...続きを読む

家墓

家墓とは、「○○家の墓」とか「○○家先祖代々」などのような家名を刻んであって、その家の家族や親族の遺骨を共同で納める形態になっています。単位が家になっていて、その家の先祖から子孫へと引き継がれていきます。現在一般的になっている墓の形式ですが、増え始めたのは明治以降のことで、火葬が庶民にも一般的になり、墓所を構えることができるようにな...続きを読む

弔い上げ

弔い上げとは、年忌の最後を指して言います。一般的には三十三回忌や五十回忌がこれにあたりますが、十七回忌、百回忌などを節目に弔い上げとすることもあります。弔い上げをもって、それ以降の仏事は行わず、年忌法要は終了ということになります。五十年後、百年後となると故人を直接知る人はほとんどいなくなってしまうでしょうから、子孫によって法要を営む...続きを読む

真宗大谷派

真宗大谷派とは、浄土真宗の一派で、東本願寺を本山とします。約8900寺院が大谷派に所属するといわれています。浄土真宗本願寺は、十二世法主の長男教如ではなく、豊臣秀吉の支持を受けた三男の准如を跡継ぎにしたために、西と東に分裂しました。准如がお西さんを継ぎ、独立した十二世法主の教如が、徳川家康に京都に寺地をもらって始めたのが東本願寺で、...続きを読む

浄土宗

浄土宗とは法然を宗祖とし、阿弥陀仏を本尊とする仏教の宗派です。極楽浄土に往生することができると説き、そのためには、阿弥陀如来の救いを信じ、南無阿弥陀仏を唱えます。念仏を唱えることで極楽浄土へ行くという考えは、他力と言います。浄土宗では、浄土にいても、仏となってこの世に戻り、人々を救うことができるとしています。本山は京都の知恩院(華頂...続きを読む

葬送

葬送とは、遺体を葬るため、墓所まで送ることをいいます。火葬場や墓地に送り出す葬送の習慣には、地方色が色濃く反映されています。江戸時代には、担ぎ棒を付けた座棺を肩に担いで運ぶのが葬送で、神輿のように飾りのついたものを使用していました(野辺の送り)。現代の霊柩車の飾りも、その流れをくんだものです。葬送では後継者が位牌を、家族や親せきはそ...続きを読む

屏位

屏位とは位牌のことです。位牌とは亡くなった方の戒名や没年月日などを記載したもので、仏壇に備えて亡くなった方と思い偲ぶものですが、その位牌にも幾つかの種類があるのです。ドラマなどのシーンでよく見かけるのは、比較的大きな板位牌で、亡くなった故人一人分の名前が記載されたものですが、それ以外に回出位牌(繰り出し位牌)と言って、装飾されたケー...続きを読む

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