七本塔婆

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七本塔婆の意味(七本塔婆とは)

七本塔婆とは、初七日から四十九日(七七日忌)までの期間に行う、七回の法要ごとに合計七本の塔婆のことです。

そもそも仏教では、死後四十九日のあいだ、七日ごとに閻魔大王により生前の所業を裁かれ、 四十九日目に判決が言い渡されるといわれています。

この四十九日目の判決の日が「忌明け(満中陰)」とされており、この忌明け法要(満中陰法要)までは、故人の追善供養が最大限行われます。

七本塔婆の形は、一般的な板塔婆(卒塔婆・塔婆)を塔婆立に七本立てるタイプや扇状で一つになっているタイプなどがあります。お墓の後ろに立てるような長い板塔婆ではなく、40cmくらいの短めの塔婆を用いるほうが一般的です。

七本塔婆には、ご本尊梵字戒名が記入されます。右から左に、初七日、二七日、三七日・・・と立てられます。

七本塔婆の実際

昔は葬儀を終えたらすぐにお墓埋葬することが多かったため、七日ごとにお墓に塔婆をお供えしていたといわれています。

しかし、最近では四十九日や一周忌のタイミングで納骨することも多いため、納骨まではお墓ではなく遺骨がある自宅に塔婆を置いておくことも多いです。

また、地域によっては、七日ごとに七本塔婆を裏返したり、抜いたりすることもあります。抜いた塔婆はお焚き上げをしたり、お地蔵様にお供えしたり、地域によって様々です。

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