「位牌」の検索結果

位牌の用語

葬列

葬列とは、葬送のため遺族や近所の人、関係者が行列を組み、遺体を火葬場や墓地へと運んで行った「野辺の送り」のことを指す言葉です。現代では、遺体の運搬は霊柩車が担い、遺族や親族でバスなどに分乗して、火葬場へ向かうことが一般的になっています。死を告知し、告別するものとしての葬列は、告別式という儀式に変わってしまいました。自宅葬が中心で、告...続きを読む

板位牌

本位牌には板位牌と回出位牌(くりだしいはい・繰出位牌)の二種類があります。故人のために個別に作られる位牌を板位牌と呼びます。台座に札板がついた形をしています。新しく作る位牌が、板位牌になります。回出位牌は、祖先代々の位牌を、ひとつにまとめるために、中に札板を10枚程度収納できるようになった、箱型の位牌です。夫婦など二人以上の戒名など...続きを読む

厨子

厨子とは、仏像、仏画などを安置するもので、一般的には正面に両開きの扉があり、屋根と台座のある戸棚のような形をした仏具です。厨子は屋根の形によって、丸厨子、平厨子、帽額厨子などの種類があります。厨子は仏像を収める祠(ほこら)の役割を果たします。一般的に家庭でみられる仏壇は厨子型仏壇ともいわれ、堂宇と仏壇をあわせた古代寺院を小さくして、...続きを読む

寺位牌

寺位牌には、自宅にある本位牌の他に、寺院に安置するために用意したものです。または、寺院やその寺院の本山に、供養をお願いしておさめる位牌のことをいいます。寺位牌は、本堂や位牌堂など一か所に集められ、寺院によって供養されます。家に仏壇や位牌を祀ることができない場合だけでなく、自分の代で位牌の継承者がいない場合なども、寺位牌にして永代供養...続きを読む

魂抜き

魂抜きとは、お墓から遺骨を出す場合や仏壇を処分する際に行う儀式です。お墓や位牌・仏壇には使い始める時に僧侶によってお魂入れが行われており、魂が宿っていると考えます。その魂を抜いて、ただの「物」に戻すことが魂抜きです。お墓を新たに建立したり、リフォームしたりする必要ができた場合、また、転居などでお墓を移転する(改葬)時などに、お墓から...続きを読む

遷霊祭

遷霊祭とは、神道で故人の魂を、霊璽とよばれる神道の位牌にあたるものに、移す儀式です。式場や自宅で行う際には、灯りを消して暗い中で行なわれます。斎主が棺の前に安置してある白木の霊璽を棺の方に向けて、故人の霊が還るよう、遷霊の詞を唱えます。斎主が棺に拝礼するので、参列者も同様にします。魂が遷った霊璽を祭壇に安置した仮霊舎に納めてから、灯...続きを読む

祖霊舎

祖霊舎とは、仏教の仏壇にあたるもので、神道で祖先の霊をまつるための神棚のことです。神棚より一段低い位置に祀り、神棚同様に礼拝し、お供えをしますが、順番は神棚が先です。仏壇では、位牌をあまり中央には飾りませんが、神道では、祖先の霊は一家の守護神であるという考え方から霊璽(神式の位牌にあたる)を真ん中にして設置します。続きを読む

回出位牌・繰出位牌

回出位牌・繰出位牌は、箱型になった位牌に、札板を収納できる方式になった位牌です。先祖代々の位牌がたくさんある場合に、まとめて一つの位牌におまつりします。10枚程度収納できるようになっています。一番前の札板には、○○家先祖代々乃霊位などの文字を入れます。中に入る札板には、それぞれの先祖の戒名を記します。中に収めている札板は、命日の順に...続きを読む

唐木位牌

四十九日などを区切りに、故人のためにつくる本位牌は、材質や塗りによって、「塗位牌」と「唐木仏壇」の2種類があります。唐木位牌は、黒檀や紫檀、白檀(びゃくだん)、欅(けやき)などを材料に用いた、木目を生かした位牌です。材料になる木材は、海外から輸入される銘木を用いるため、唐木の名がついています。硬度が高く、耐久性に優れ、虫や菌がつきに...続きを読む

霊璽

霊璽は、神道の仏壇にあたる祖霊舎(それいしゃ・みたまや)において、位牌にあたるものを言います。仏壇には、御本尊が中心に飾られますが、神道の祖霊舎では、霊璽を中心に飾ります。霊璽は、祖先の霊の代わりとして祀るものです。神道では、人は分霊として生き、死んだのちは、霊御親のもとへ戻り、そこから家族を守ってくれるという考え方があります。その...続きを読む

野辺の送り

葬儀の後に火葬場や埋葬地まで葬列を組み、故人を送っていくことを野辺の送りといいます。野辺とは埋葬の意味です。かつては、自宅で葬儀を行い、遺体の埋葬や火葬を行う場所へは、親族や地域の人が、棺桶を担いで移動していました。火葬率がほぼ100%となった現在の日本では、野辺の送りという言葉はあまり使われることがなくなりましたが、近しい親族など...続きを読む

開眼供養

開眼供養(開眼法要)とは、仏壇、お墓、位牌などを新しく購入する際に、僧侶を招いて読経をすることです。開眼という言葉からも明らかなように、仏像の目を開くという意味があり、この法要を行って初めて、仏像に霊験が宿るといわれています。仏像作りでは、大部分ができあがった後、最期に目を描きこみます。これを儀式としたものを、開眼法要といい、これを...続きを読む

仏壇

仏壇は、家庭で仏様にお参りするための厨子で、先祖代々をお祀りする祭壇です。仏像の内部には、各宗派の本山寺院の仏堂を似せた作りになっています。中には本尊や位牌を収めます。仏壇の起源は諸説あるものの、おおむね江戸時代に寺請制度が始まり、菩提寺を定め、その檀家になることが義務付けられた時点で、庶民に深く浸透していきました。先祖の命日には僧...続きを読む

鏡(神式)

神道における鏡とは、三種の神器の一つです。神器とは、神様の依り代とも言われています。日本に降り立った天照大神は、三種の神器を与えたと古事記にあるように、神式の葬儀である神葬祭では、祭壇には三種の神器を飾ります。鏡は、天照大神が、天の岩戸に隠れてしまったときに、これを使っておびき出したと言われています。天照が扉を少しだけ開けた時に、鏡...続きを読む

お焚き上げ

お焚き上げ(ここではお葬式後のお焚き上げを指します)は、粗末に扱うことができない神仏にかかわるものを、お寺や神社の庭で焼いて供養することからはじまりました。庭燎焚き(にわびたき)と言われるものがそのゆえんといわれています。近年では、年末や正月に神社の境内などでお札、お守り、神棚などを焚き上げて供養する行事・法要としてもみられます。今...続きを読む

塗位牌

塗位牌とは、四十九日の忌明け後に、仏壇に祀られ、その後末永くお祀りすることになる位牌(本位牌)をいいます。本位牌のうち、漆を塗り、金箔や金粉などを使ってあるものを特に「塗位牌」と呼び、多く見られます。黒檀や紫檀を用い「唐木位牌」と呼ばれるものもあります。表には、戒名と没年月日を、裏には、俗名と享年を彫ります。白木位牌に書いてあった、...続きを読む

枕飾り

枕飾りとは、ご遺体を自宅に安置するときに、枕元に置く台のことで、地域や宗派によって、台に置くものが違います。頭の方に組むことが多く、香炉やローソク立てなどを置いた小机の形をしています。燭台、りん、線香、ローソク、樒、一善飯や御団子をお供えする地方もあります。末期の水として、水をお供えするところもあります。白木位牌同様、白木で作られた...続きを読む

精進落とし

火葬が終わると、会葬者はいったん自宅や斎場へ戻ります。そこで遺骨と位牌を安置して、還骨法要(還骨勤行)という読経をしてもらいます。参列者は全員焼香をして、葬儀の終了になります。初七日の法要は、その後一週間でまた親族に遠方から集まってもらう負担を考慮して、火葬当日に一緒に行われることが増えています(繰上初七日)。一連の法要が済んだとこ...続きを読む

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