鏡(神式)

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神式の鏡の意味(神式の鏡とは)

神道における鏡とは、三種の神器の一つです。神器とは、神様の依り代とも言われています。

日本に降り立った天照大神は、三種の神器を与えたと古事記にあるように、神式の葬儀である神葬祭では、祭壇には三種の神器を飾ります。

鏡は、天照大神が、天の岩戸に隠れてしまったときに、これを使っておびき出したと言われています。天照が扉を少しだけ開けた時に、鏡を使って天照を映して、出てくるようにしむけたというエピソードです。

天照大神は、鏡は自分の化身のようなものだから、大事にするようにとの教えを残したと古事記には記されています。

鏡を置く理由は他にも、神様が来るための目印とか、お参りしている自分を良く省みるためとか、鏡を使って悪い霊を跳ね返すとか言われています。

神式の鏡の実際

神道祭壇には、鏡以外にも、五色旗、勾玉(まがたま)、刀、霊璽(れいじ)などさまざまなものが並びます。

中央に飾る鏡は神様の依り代、霊璽は故人の魂の依り代とされています。

霊璽は、仏式における位牌の役割をなすものです。

五色旗にぶらさげる鏡と勾玉は、天照大神の岩戸隠れのエピソード通り、の木にかけられた神器からきています。

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