「日蓮宗」の検索結果

日蓮宗の用語

木柾

木柾は、仏教の法具のひとつです。日蓮宗や法華宗の寺院の須弥壇や家庭の仏壇で題目をあげる際に用いられる打楽器です。他の宗門における木魚にあたる法具ですが、木魚とは形体や音色に違いがあります。畳台や座布団のような台の上に乗せて、唄題や読経の際に先端に木製の球がついたバチで叩き拍子をとります。平たく低い形体で、円形だけでなく、四角形の枕型...続きを読む

題目塔

題目塔は御影石などを用いた供養塔で、街道、寺院、刑場跡地などに建立されていることが多いものです。「南無妙法蓮華経」が刻まれています。題目塔に刻まれる南無妙法蓮華経の文字は独特の書体を用いています。ひげのように伸びた書体は髭題目と呼ばれています。この文字は日蓮上人の筆跡をまねたものだとされています。お題目は日蓮宗で「南無妙法蓮華経」を...続きを読む

鬼子母神

鬼子母神は安産や育児の神です。法華経護持の神でもあります。天女が胸に子どもを左手で抱いて、右手には吉祥果を捧げています。鬼子母神は、日本だけでなくインドでも安産、子育て、子宝に恵まれるとされています。鬼子母神はまた、『近光明最勝王経』や『孔雀王』で法華経護持の神として説かれていて、日蓮宗のお寺でも見ることができます。続きを読む

開祖

開祖とは、創始者にあたる人のことで、特に宗教や学問、芸能などで流派を最初に開いた人をさします。宗旨、宗派によって、創始者をあらわす言葉はさまざまです。始祖、中興、祖師、宗祖、高祖、派祖、開山、門祖、元祖、太祖、教祖などとも言われます。開祖は、開山、開基と同様に、新しく寺院を創建する際に、文字通り山や谷を切り開いて創建したことから来た...続きを読む

立正佼成会

立正佼成会とは、霊友会から発生した法華経系の新宗教教団です。本部は東京都杉並区にあります。1938年に霊友会を脱会した庭野日敬と長沼妙佼が創始しました。当初は大日本立正交成会という名称でした。創価学会に次ぐ規模を有する新宗教教団と言われています。経典は法華経三部経で、先祖供養を重要視することに特徴があります。特徴的な布教活動に、信者...続きを読む

融通念仏宗

融通念仏宗とは、良忍によってはじめられた浄土教の一派です。総本山は大阪市平野区の大念仏寺になります。華厳教、法華経を正衣、浄土三部経などを傍衣として、一人往生すれば衆人往生し、念仏を唱えれば自他ともに融通しあうと唱えるのが融通念仏です。毎朝西方に向かって、十界一念・自他融通の融通念仏を十唄することが日課になっています。続きを読む

南無妙法蓮華経

南無妙法蓮華経とは、法華経の教えに帰依するという意味があります。南無はサンスクリット語で、「私は帰依します」の意味です。妙法蓮華経は、法華経の御教えの意味で、法華経の教えを信じるという意味になります。妙法蓮華経の妙は「正しい」法は「釈迦の教え」蓮華は白い蓮華の花の意味です。白は真実、正義の色で法蓮華教のことでもあります。お題目とも言...続きを読む

鎌倉仏教

鎌倉仏教とは、鎌倉時代に興隆した仏教です。平安後期から鎌倉時代にかけて、日本は戦乱の世にあり、社会不安の中で人々は心のよりどころを求めました。武士や庶民にはそれまでの仏教は難解で、共感しにくいものでした。鎌倉仏教は、民衆中心で実践方法はシンプル、政治権力に対して自立しているなどの特徴的があります。現代に続く宗派の中で、鎌倉時代に誕生...続きを読む

久遠寺

久遠寺とは、山梨県南巨摩郡身延町にある日蓮宗の総本山です。日蓮が開山しました。佐渡での流刑を終えて鎌倉に戻った日蓮は、身延山の西谷に草庵を構えました。その後湯治と小湊の両親の墓参りへ出かけるために下山し、途中滞在した池上宗仲邸で亡くなりました。遺言に従って遺骨は身延山にまつられています。続きを読む

日蓮正宗

日蓮正宗とは、富士門流ともいわれ、日蓮宗の一派です。日蓮系の教団は日蓮宗、顕本法華宗、日蓮正宗、日蓮本宗など多数あり、その中の一つです。日蓮正宗は、静岡県富士宮市の大石寺が本山になっています。南条時光の外護を受けた寺院です。鎌倉時代の日蓮宗の僧侶、日興によって開創されました。日興は日蓮が亡くなると身延山で日蓮の墓所を守っていましたが...続きを読む

題目

題目とは、日蓮宗などで唱える、南無妙法蓮華経の7字のことをさします。妙法蓮華経の5字を題目とする場合もあります。経典の名前や帰依の心を表すだけでなく、法華経の真理を示すものとして重視されています。日蓮は、本門の本尊、本門の戒壇とともに、本門の題目として、教義の中心になるものと説きました。もともとは天台宗の法華経重視を日蓮が受け継いだ...続きを読む

三尊仏

三尊仏は、中尊と左右の脇侍(わきじ・きょうじ)からなるもので、3つの仏像が一組になったものです。中央の仏像と、左右の菩薩を配置しています。阿弥陀三尊(阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩)、釈迦三尊(釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩)、薬師三尊(薬師如来・日光菩薩・月光菩薩)などが有名な三尊仏といわれています。組み合わせは数種類あり、仏像のす...続きを読む

宗教

宗教とは、神や仏といった超自然的な存在に対しての信仰や、それにかかわる営みを指す言葉です。神仏の教えを信じることで、安らぎを得たいとする心の働きのことです。英語のreligionは、ラテン語のreligioからきた言葉で、神様を崇敬し、畏怖するという意味があります。世界三大宗教は、仏教、キリスト教、イスラム教の三つです。続きを読む

日蓮

日蓮とは、日蓮宗の開祖で、鎌倉時代の僧侶です。16歳で天台宗清澄寺に出家し、法華経の信仰を説きました。辻説法などにおいて他の宗派を攻撃、論破したとして、伊豆に流刑になり、許されて戻るとさらに他宗派を攻撃したため、佐渡に流されました。赦免後は、身延山で弟子を育成し、61歳で入寂しました。続きを読む

信士

信士とは男性の戒名の最後につく語で、女性でいう信女にあたります。信士はもっとも一般的な戒名とも言われ、位階の中では下の位になりますが、寺院によっては、ほとんどの戒名が、この信士、信女であるケースも少なくありません。信士は、サンスクリット語のupasakaを音写した優婆塞から来ていると言われています。優婆塞は、仕える、敬う、礼拝すると...続きを読む

本尊

ご本尊とは宗教の信仰対象となるもので、それらを模した仏像(彫刻品)や絵(掛軸)のことをいいます。寺院の本殿や一般家庭の仏壇には、その中央にご本尊が据えられているのが一般的です。ご本尊は宗派によって違い、ですから同じ仏教でも天台宗・真言宗・浄土宗・浄土真宗・曹洞宗・臨済宗・日蓮宗といった宗派によってその本尊は違います。例えば、天台宗・...続きを読む

日蓮宗

日蓮宗とは、鎌倉時代に日蓮によって始まった仏教の一派です。妙法蓮華経を唱えるので、日蓮法華宗とも言われています。日本人の宗祖の名前が宗派名になっているのは、日蓮の日蓮宗のみです。南無妙法蓮華経の七文字は、本仏の声そのものという考え方です。日蓮入滅の日のお祭りは、お会式(おえしき)と呼ばれています。池上本門寺(東京)の10月12日のお...続きを読む

天台宗

天台宗とは、法華経を経典とする仏教です。平安時代に最澄が開いた宗派で、比叡山延暦寺が本山になります。法華経を中心とする四宗(法華円教・戒・禅・密教)からなる大乗仏教全般を学ぶ宗派とも言われます。これは四宗相承とよばれています。天台宗の教えの一部をとりあげて、浄土宗、浄土真宗、臨済宗、曹洞宗、時宗、日蓮宗が生まれたともいわれます。天台...続きを読む

注目の記事【PR】

あわせて読みたい

ランキングRanking

enな人々

もっと見る

あなたに
おすすめ記事Recommend