止め焼香

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止め焼香の意味(止め焼香とは)

止め焼香とは、主に関西地方や、大阪地方、西日本などでみられる焼香の形式です。

葬儀の際、焼香の順番で揉めると、その後の親戚の付き合いや、商売上の取引に影響が出ることがあります。

無用な争いを避けるために、あらかじめ焼香の順序を決めておいて、最後に比較的故人に近い立場の親戚が、止め焼香を行います。

一般的には故人の兄弟・姉妹やその配偶者、喪主に続いて血縁の濃い人などを立てます。

焼香の順番などに不備があったとしても、血縁の近い年配者の人もこれだけ待って最後に焼香をするので、焼香順位は不同でお願いしますという意味があります。

また、この家からはこれ以上の不幸を出さないようにという意味合いがあるとも言われています。

止め焼香の実際

止め焼香がある場合の焼香順位として主なものは、

1) [喪主]→[親族]→[親族代表の止め焼香]→最後に[一般参列者]
2) [喪主]→[親族]→[一般参列者]→最後に[親族代表の止め焼香]
などがあります。

焼香者の名前を喪主から順に司会がアナウンスする読み上げ焼香では、止め焼香を行う人の名前を、最後に読んでもらうよう打ち合わせをします。

地域性の強い習慣で、止め焼香の風習がない地域も多くあり、関西地方を中心によく見られた止め焼香も、家族葬の増加などに伴い見られることが少なくなりつつあります。

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