「釈迦」に関連する用語一覧

萬福寺

黄檗山萬福寺(おうばくざんまんぷくじ)は京都の宇治市にあり黄檗宗の大本山です。日本には数多くの仏教の宗派がありますが、その中でも一番遅れて開宗したと言われている釈迦如来を本尊とする禅宗のお寺です。日本のお寺は、宗派の違いがあっても同じような雰囲気を持っていますが、萬福寺はその建物や仏像・精進料理に至るまで、中国色が強いことが特徴で、...続きを読む

和讃

和讚とは釈迦や仏、仏教の教義などを日本語で賛美する歌のことです。仏教はインドから中国を経て日本に入って来たことから、仏教の経典や讃歌はインドや中国の言葉で作られたものをそのまま使うことが多いのですが、それを日本人にも意味が分かりやすいように日本語に翻訳したものを和讚といいます。和讚は元々は親鸞聖人が作ったと言われていますが、その他の...続きを読む

枕直し

枕直しとは、亡くなった方を北枕で安置することを言います。最近では病院で最期を迎えることが多いですが、病院から自宅や通夜を行う会場にご遺体を運び込んだ際に、個人の頭が北側に、足が南に向くように安置し寝かせます。そして個人の枕元には香炉や燭台などを置く枕飾りを設置します。このようにご遺体を寝かせることを枕直しと言います。これは釈迦が煩悩...続きを読む

薬師如来

薬師如来とは、薬壺を持ち病気を治す仏様として知られる、如来の一尊です。西方極楽浄土の阿弥陀如来に対して、薬師如来は東方浄瑠璃界(いわゆる現世)の教主とされています。阿弥陀如来は死後の来世の平穏を司る仏なのに対して、薬師如来は現世での苦しみを取り除き安泰を司る仏として扱われています。如来とは、そもそも人間が解脱し悟りを開いた状態を指し...続きを読む

大日如来

大日如来は宇宙そのもの、宇宙の全て、森羅万象であるとされており、この世の最高位の存在、根本仏とも言われています。このような説明ではなかなか理解しづらいと思いますが、つまり人智を超えた果てしなく大きく、果てしなく尊い存在ということになります。例えばキリスト教で言えば、イエスキリストは神の子であり、神の言葉を人々に広めるために使わされた...続きを読む

釈迦如来

釈迦如来とは、お釈迦様の呼び名の一つです。お釈迦様は本名をゴータマシッダールタといい、お釈迦様の「釈迦」は彼が所属していた部族の名前です。「釈迦族の聖者」という意味の「釈迦牟尼(しゃかむに)」が略されて釈迦と呼ばれるようになったようです。また如来とは「悟りを開いた人物」を指す言葉です。釈迦如来だけではなく薬師如来・大日如来・阿弥陀如...続きを読む

釈迦

釈迦とは、はじめて仏教を作り広めた人で、この世ではじめて悟りを開き、その境地にまで至った人物といわれています。お釈迦様は仏陀(ぶった)と呼ばれることもありますが、本名をゴータマシッダールタといいこの世に現存した人物で、釈迦族の王子としてこの世に生を受けました。しかし世俗の生活に苦悩して若くして出家し、菩提樹の根本で瞑想に耽った末に悟...続きを読む

成仏

成仏とは、煩悩がなくなって、悟りを開いた状態をさす言葉です。同時に、この世に未練を残さず死んで仏になることもさします。成仏とは仏陀に成るということから来ている語でもあります。釈迦は成仏して仏陀と成り、悟りを開きました。煩悩を断って輪廻の苦しみから解き放たれたとされています。釈迦の弟子はみな、同じような解脱を得るため、釈迦の入滅後には...続きを読む

大乗仏教

大乗仏教とは、仏教の二大流派のひとつです。大乗の乗は、乗るという意味。小乗仏教に対して、乗り物が大きく、どんな人でも信仰があれば、救われるという意味があります。自分より先に衆生(しゅじょう・命あるものすべて)を救済することを優先し、自分が救われるかどうかは、仏に任せるという考え方です。自分の成仏を求めるためには、最初に一切衆生を救い...続きを読む

脇侍

脇侍とは、仏教彫刻・線画において、中尊(ご本尊=中央に位置する、信仰の中心となる仏様)の左右に控える存在で、明王・天・菩薩などがそれに当たります。脇侍は、中尊が持つ教化を補佐する役割を持っており、中尊と脇侍の両方を揃えることで、より深く仏教・教化に触れることがかないます。中尊と脇侍の組み合わせは宗派により異なります。真言宗・・・中尊...続きを読む

仏教

仏教とは、紀元前5世紀ころ、釈迦がインドで始めた宗教です。釈迦が菩提樹の下で悟りを開き、80歳で入滅するまでに説いた教説が基本となっている宗教です。当時のバラモン教の影響下で、批判的なものとして発生したとも言われています。キリスト教、イスラム経と並び世界三大宗教の一つとされ、世界中に約5億人とも言われる教徒がいるといわれています。日...続きを読む

大仏

大仏とは、巨大な仏像を表す言葉です。仏像の基本寸法は丈六(じょうろく)といわれ、一丈六尺(約4.85m)の整数倍、または整数分の一で造られることが多く、立像で高さが一丈六尺(約4.85m)よりも大きなものを大仏と呼ぶことが多いです。この大きさの基準は、釈迦の身長が一丈六尺(約4.85m)だったという説や、仏や菩薩が化身してこの世に現...続きを読む

日蓮

日蓮とは、日蓮宗の開祖で、鎌倉時代の僧侶です。16歳で天台宗清澄寺に出家し、法華経の信仰を説きました。辻説法などにおいて他の宗派を攻撃、論破したとして、伊豆に流刑になり、許されて戻るとさらに他宗派を攻撃したため、佐渡に流されました。赦免後は、身延山で弟子を育成し、61歳で入寂しました。続きを読む

道元

道元とは、日本曹洞宗の開祖で、鎌倉初期の僧侶です。13歳の時に、比叡山に出家し、明全に学び宋に渡りました。天童山で曹洞禅を学んだのち帰国しました。京都に興聖寺を開き越前で大仏寺を開創しました。禅風は修証一如、只管打坐で知られています。道元の教えである修証一如は、成仏は完成するのではなく、成仏の上にも成仏があると求めて、無限の修行を続...続きを読む

道安

道安とは、初期中国仏教の基礎を築いた中国東晋時代の僧侶です。12歳で出家し、仏図澄に学びました。経典の翻訳や、僧団の制定、戒名における「釈」を初めて名乗ったことなど、中国における仏教の発展に大きく貢献しました。漢和仏典の目録作成や、般若経典の研究、解釈を通して、仏教を広めていきました。続きを読む

弥勒菩薩

弥勒菩薩とは、釈迦が入滅してから56億7000万年後にあたる未来に仏になり、兜率天からこの世へ下ってきて、人々を救済するという菩薩です。それまでは兜率天で修行しているといわれます。兜率天は釈迦がこの世に生まれる前にいた場所とも言われています。兜率天で半跏思惟の姿で修行をしている姿で良く知られています。半跏は、右足を左足の上にのせた姿...続きを読む

勢至菩薩

勢至菩薩とは、智慧の光で生あるものはすべて救済し、菩提心の種を与えるという菩薩です。観音菩薩とともに、阿弥陀仏の脇侍として知られています。大勢至菩薩とも言われ、力が強く、足を踏み下ろすと大地が揺れるという怪力の持ち主です。偉大な勢力を持つことから、大勢至の名がついたと言われています。観世音に似た姿を持ちますが、宝瓶を頭の上に持ち、水...続きを読む

地蔵菩薩

地蔵菩薩とは、釈迦が亡くなってから、弥勒菩薩が現れるまでの無仏になる間、すべての生き物を救うといわれている菩薩で、道端などによく見られるお地蔵さまのことです。大地のように広大な慈悲で救済するということから、名前がつきました。僧侶の形をして、右手に錫杖、左手には宝珠を持っている愛らしい姿で広く知られています。続きを読む

如来

如来とは悟りを開いた人のことをさした言葉です。人間も悟りを開けば如来になれると信じられているのです。現在で、如来といえばまず「釈迦如来」を思い浮かべる方も多いと思います。悟りを開く直前の修行中の人を「菩薩」と呼び、悟りを完全に開いた人を「如来」と呼びます。如来とは特定の固有名詞のようなイメージがありますがそうではなく、真の悟りを開い...続きを読む

菩薩

菩薩といえば多くの方たちが「優しく寛大な姿」を思い浮かべるのではないでしょうか。菩薩とは、もともとは釈迦如来の修行時代を指していた言葉だったそうですが、現代では悟りを求めて修行する僧などを指しています。人間も悟りを求めて修行を積めば如来になれるというのが前提で、如来になる前の者たちを指しています。菩薩というと優しい表情から女性のイメ...続きを読む

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