喪主の挨拶(告別式挨拶)

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葬儀告別式の際の喪主の挨拶についてお伝えします。

告別式挨拶について

目的としては、通夜挨拶と同様に、多忙な中で、弔問にかけつけてくれた会葬者の方に、故人に代わりお礼を述べることになります。

告別式の最後に挨拶となりますので最も悲しみが深い時でもあります。うまく挨拶しようと気がそちらに向かうことよりも、心からありがとうございましたと述べることが大切です。

日頃あまり使わない言葉ということもありますので、紙に書いて読まれる方も多いです。

告別式挨拶の例

<喪主挨拶事例その1>


本日は、ご多用にもかかわらず、亡き父○○の葬儀にご会葬くださいまして、厚く御礼申し上げます。

このように大勢の皆様にお見送りいただき、さぞかし故人も喜んでおることと存じます。遺された私どもは未熟者ではございますが、今後とも故人同様、ご指導、ご鞭撻(べんたつ)たまわりますようお願い申し上げまして、ご挨拶に代えさせていただきます。

本日は、誠にありがとうございました。

<喪主挨拶事例その2>


遺族を代表いたしまして、皆さまにひとことご挨拶を申し上げます。本日は、お忙しいところ、ご会葬・ご焼香をたまわり、誠にありがとうございました。

お陰をもちまして葬儀・告別式も滞りなくすみ、これより出棺の運びとなりました。故人もさぞかし皆さまに感謝いたしていることと存じます。今後は家族で助けあい、故人の分まで頑張って参りたいと考えておりますので、どうか皆様、今後とも変わらぬご厚情をいただきますようお願いいたします。

本日はどうもありがとうございました。

<喪主挨拶事例その3>


本日はお忙しいところを、父○○の葬儀並びに告別式にご会葬くださいまして、誠にありがとうございました。

故人存命中は、皆様方にひとかたならぬご厚情(こうじょう)をたまわりまして、心から御礼申し上げます。皆様方にお見送りいただき、さぞかし故人も喜んでいることと存じます。

(ここに、故人の人となりや思い出を話される方も多いです)

残された私どもは未熟者ではございますが、今後とも故人同様、ご指導、ご鞭撻(べんたつ)をたまわりますようお願い申し上げまして、ご挨拶に代えさせていただきます。

本日は本当にありがとうございました。

喪主挨拶で避けることが多いとされる忌み言葉(通夜挨拶と共通です)

不幸を繰り返さないという思いから、「重ねて」「返す返す」といった言葉はなるべく避けた方がよいとされています。ただ、形式にのっとって挨拶することよりも、会葬くださった方へ感謝の気持を心から述べることの方が大切ですので、使ったからといって避難されるようなものではありません。

重ねて 重ね重ね 重々
たびたび またまた いよいよ ますます
次々 続いて 引き続き
再び 再度 再三再四 繰り返す 返す返す



その他の喪主のマナー
喪主の決め方喪主の服装喪主の挨拶(通夜挨拶)

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