高野山金剛峯寺

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高野山金剛峯寺とは

高野山金剛峯寺とは和歌山県伊都郡高野町高野山にある高野山真言宗総本山です。

真言宗の宗祖、空海が拠点とした寺院です。高野山には100以上の寺院が集中しています。

高野山が山号についていることからも、高野山全体が真言宗の総本山であることがわかります。

高野山金剛峯寺の歴史と今

高野山金剛峯寺は平安時代に弘法大師空海が開創した寺院で、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されています。

平安時代、初期遣唐使から帰国した空海は、嵯峨天皇の許可を経て建築を始めましたが、空海が生存中に完成には至りませんでした。

平安時代中期から後期にかけては、高野山には2000のお堂があったという記録があります。

その後、高野山攻めを行った織田信長は、本能寺の変で倒れ、豊臣秀吉の時に圧力をかけられた際にも、木食応其(もくじきおうご)が秀吉と島津との和議に尽力したり、秀吉が母のために菩提所を建設するなどしたため、高野山は安定した仏教都市として成長していきます。

この時建設された菩提所の青巌寺が、現存する高野山金剛峯寺総本山になっています。

徳川家が高野山を菩提所と定めたことから、高野山の参道には、たくさんの墓碑や石碑が並び、著名人の墓所としても有名になりました。

高野山には7つの登り口があり、女性の立ち入りが厳しく制限されていました。明治5年までは、高野山は女人禁制となっていたのです。

高野山には、宿坊も多く寺院に宿泊して精進料理や庭園を楽しむこともできます。

<関連する用語>:真言宗 空海 奥の院 真言密教 伊勢神宮 東寺 東大寺 高野山真言宗

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