桜葬

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桜葬の意味(桜葬とは)

桜葬は、樹木葬(樹林墓地)の一種で、シンボルとなる木が桜になっているものです。※桜葬は、NPO法人エンディングセンターの登録商標です。

石碑などの代わりに桜の木が墓標とするもので、いくつかの区画でシンボルの桜を共有する形になります。

集合墓ではありますが、区画制になっており、ゆるやかな匿名性のかたちをとっています。

自然な形で埋葬されるので、基本的には柵や墓石を用いない考え方をとっています。遺骨を埋葬すると、そのまま土に還る形式です。

家族が管理する必要がなく、墓を継承する必要はありませんが、継承したい場合は自由です。

桜が咲く春に、合同供養祭が実施され、にぎやかに人が集まります。また、桜葬を通して縁が広がり、交流やエンディングの支援活動など、定期的に催し物が行われています。

桜葬の実際

近年の急速に進む少子化、核家族化などの社会変化の中では、従来の墓地のあり方では、供養が成り立たない家族が増えてきています。

単身者、子供がいない、娘が嫁いでお墓を継承する人がいない・・・そんな家族にとって、継承者が必要なお墓は、管理が難しくなってきているのが現実です。

また、田舎に残っている先祖代々のお墓は、田舎の高齢者が亡くなると、現実的に管理することが難しくなることもあります。

同時に、自分らしく生きて、自分らしく死んでいきたい。お墓も生前から自分で納得した形式のものを準備して、残された子供たちに迷惑をかけたくないという人も増えています。

桜葬で集合墓に入る人たちを、「墓友」「終活仲間」などと呼んで、合同供養祭などの祭祀、イベントを通じて、交流を深めているのも、NPO法人エンディングセンターが運営する桜葬が注目されている理由のひとつともいえます。

<関連する用語>:樹木葬 集合墓 墓友 家墓

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