「臨終」に関連する用語一覧

出棺の挨拶

出棺の挨拶とは、葬儀、告別式が終わる時に、喪主や親族の代表が、参列者に御礼の言葉を述べることをいいます。参列者に向かって喪主や親族側から挨拶する機会ですから、感謝の気持ちが伝わるものにしたいと思う反面、突然の不幸で精神的にも体力的にも疲れが大きな時ですから、必ずしも上手な挨拶とならずとも、故人を偲び、弔問くださった方に謝意を心より伝...続きを読む

来迎

来迎とは、浄土教などの考え方で、人が亡くなる時に一心に念仏を唱えると、仏が迎えにくることをいいます。仏画には来迎図があり、平安中期以降の浄土信仰の広まりとともに盛んになりました。阿弥陀仏が菩薩を従えて、衆生を極楽浄土に迎えとるために人間界に降りてくるというようすが描かれたものです。来迎の三尊は、死にゆく人を迎えに来る、阿弥陀仏、観音...続きを読む

末期の水

末期の水とは、息を引き取った人の口元を、水で潤すことを言います。「死に水を取る」も同意です。以前は、家族が臨終の間際に行なっていましたが、現在では、亡くなった人に、箸に脱脂綿を巻いて糸でしばったものを使って、水をふくませて口元を軽く湿らせるようにしています。割り箸を使い、生前に愛用していたごはん茶碗に水を入れてと末期の水を自宅で準備...続きを読む

海外への搬送

日本に滞在していた外国籍の方が亡くなった時、自国へ遺体を搬送したいという希望がある場合があります。日本から海外に遺体を搬送するには、火葬した状態での搬送と、土葬することを前提に、エンバーミングをして納棺し、その状態で空輸するという方法があります。いずれにせよ、必要な書類があり、搬送のための費用がかかります。まずは大使館や領事館にも間...続きを読む

死水

死水とは、臨終の際、口をうるおすための水のことです。死に際や、亡くなった直後に人生最後の水を含ませることです。一般的には遺体を病院から移動してきた先で、葬儀業者が準備して行われます。脱脂綿やガーゼを割りばしの先につけて、水を含ませてくちびるに水をつけてあげるようにします。死者が水を飲めば命が蘇るのではないかという願いから始まった習慣...続きを読む

葬送儀礼

葬送儀礼とは、死者を葬る一連の儀礼のことです。葬送儀礼を略して葬儀と呼ぶのが一般的です。葬送における葬は、草むらに遺体を遺棄することを言い、葬送の送るという文字は、死者を送る野辺の送りのことです。遺体を草むらへ遺棄するために、野辺の送りの手順を整えたのが、葬送儀礼の始まりといえるでしょう。死出の支度として、笠、杖、六文銭や米などを棺...続きを読む

来世

来世とは、死んだ後に生まれ変わった世界や人生を言います。仏教においては、輪廻転生といって「人は死んだら生まれ変わる」と考えられています。この考え方から、一度死んだ後に生まれ変わった次の人生のことを来世といいます。日本では古くから「あの世」や「閻魔大魔王」、「三途の川」の存在などが宗教観というよりは迷信的に語り継がれており、現在自分が...続きを読む

搬送

搬送とは、病院で亡くなった故人を、病院から自宅へ、あるいは斎場へ、葬儀の会場へ、移動させることをいいます。病院で臨終を迎えた時に、搬送を任せる業者の選択は重要です。臨終を迎え、気が動転している中、病院から紹介を受けた葬儀社に遺体の運搬を任せる方も多く、そのまま、実際の葬儀も依頼するという方も少なくありません。しかし、葬儀の見積りや搬...続きを読む

臨終

臨終とは、人が亡くなるまぎわのことをさします。死に臨むことをいいます。一般的には息を引き取る時にも使われる言葉です。危篤になると、病床に家族が集まり最後の対面をします。臨終の間際には、割りばしの先に脱脂綿を巻き付けたものなどを使って、唇を湿らせてあげることで、故人に末期の水を取ります。末期の水には死者との別れの意味が込められています。続きを読む

時宗

時宗とは、浄土教の一宗派で、鎌倉時代に一遍を祖師としておった宗派です。総本山は神奈川県藤沢市の清浄光寺です。一日に六回、決まった時間に念仏をとなえる集団を六時念仏衆と言い、一遍は弟子と自分を「時衆」と称していました。「宗」の文字を使うようになったのは、江戸時代以降とされています。阿弥陀経を根本経典とし,臨命終時を説きました。平生が臨...続きを読む

枕経

枕経とは、亡くなっていく人を仏弟子にして往生してもらうために、臨終を迎えつつある方の枕元で上げるお経のことです。現在は亡くなってからの読経が一般的です。仏式の場合、亡くなったら檀那寺(菩提寺)に連絡し、枕飾りのできたところで僧侶に読経していただきます。ご遺族も同席しますが、喪服である必要はなく平服(普段着)で構いません。祭壇の必要も...続きを読む

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