「僧侶」に関連する用語一覧

脇導師

脇導師とは、葬儀の時に複数の僧侶がいる場合、一番重要な役目を果たす僧侶が導師で、その次に地位の高い僧侶のことを言います。複数の僧侶が葬儀を取り仕切ってくれた時に一番悩むのはお布施の金額やお布施の包み方でしょう。一般的に導師に渡した金額の三分の一程度を、脇導師に渡すと言われています。導師は檀家の寺院から葬儀に参加してくれますが、脇導師...続きを読む

友人葬

友人葬とは、葬儀の際に僧侶を呼ばず、故人の近しい人が集まって行う葬儀をさします。一般的には、創価学会の葬儀を友人葬と呼び、在家の会員の葬儀で、会員が集まって葬儀をする形式としても知られています。僧侶は呼ばず、戒名もつけずに、亡くなる前の名前をそのまま俗名とします。読経は学会の勤行・唱題会と同じ手順で行われます。また、創価学会の友人葬...続きを読む

訃報

訃報とは「誰かが亡くなった」というお知らせのことを言います。例えば電報や電話で親族が亡くなった知らせが届くことなどを「訃報が届いた」と言います。また現代ではテレビやインターネットのニュースなどで「芸能人の○○さんが亡くなりました」といった速報や案内も訃報となります。訃報では伝える内容は「亡くなった人物の名前」「通夜や葬儀の日程と場所...続きを読む

落慶法要

落慶法要とは、寺院で新築や修理の完成を祝う法要です。寺院で建物を新築、再建、修繕などを行う際には、檀家や信徒から寄付を集め、大がかりな工事が行われます。工事が終われば落慶法要で本山から僧侶が集まり、檀家を集めて祝賀法要が行われます。その際には落慶法要の祝儀を包み、完成を祝います。落慶法要では、本尊などの開眼法要や入魂のための落慶入魂...続きを読む

本門佛立宗

本門佛立宗とは法華宗から分離した宗派です。明治初期に長松清風が開いた法華宗の信徒集団、本門佛立講から始まったものだといわれています。明治中期以降には教勢が広まり、昭和21年に本門佛立宗となりました。京都の宥清寺(ゆうせいじ)が本山になっています。全日本仏教会に加入していることなどから、在来仏教宗派の一つと考えられている一方、新興宗教...続きを読む

蘭渓道隆

蘭渓道隆とは13歳で出家し、1246年に弟子とともに中国から来日した臨済宗の僧侶です。そして1253年に北条時頼によって鎌倉に建立された建長寺に招かれて臨済宗を開きました。日本では最初に鎌倉の寿福寺に入って臨済宗を広め、その後鎌倉の常楽寺で住持となりました。そして建長寺が建立されると臨済宗の開祖として開山しました。蘭渓道隆の日本での...続きを読む

浄土真宗

浄土真宗とは、浄土宗の開祖である法然の弟子、親鸞が始めた浄土教の一派です。阿弥陀仏の力で万人が救済されるという絶対他力の教えで、信心があれば、往生すればすぐに成仏できるという考え方です。そのため、授戒や引導などがありません。帰敬式といって、生前に仏弟子となった証しとして、おかみそりを行い、戒名ではなく法名をもらうことで帰依します。浄...続きを読む

戒律

戒律とは、宗教用語で修行する者の生活規律のことです。もともとは仏教において、仏の戒めを自発的に守ることを戒と言い、僧団として守る集団規則で罰則があるのが律ということから、本来は別々の意味のある言葉を合せたものです。僧侶が悪事を働いたり、世間から非難されるような行為をしないよう禁止したものです。一般的には信者が信仰生活において守るべき...続きを読む

通夜

通夜とは、告別式の前に行うもので、近親者が一晩、故人のそばで過ごすためのものです。古くは死を確認することが難しかったため、通夜という儀式を通して、死者を一晩監視したことから始まったともいわれています。通夜には、近親者だけで仮通夜として過ごし、翌日に弔問客を受ける本通夜を行う場合もあります。通夜の習慣は、地方によってさまざまです。都市...続きを読む

萬福寺

黄檗山萬福寺(おうばくざんまんぷくじ)は京都の宇治市にあり黄檗宗の大本山です。日本には数多くの仏教の宗派がありますが、その中でも一番遅れて開宗したと言われている釈迦如来を本尊とする禅宗のお寺です。日本のお寺は、宗派の違いがあっても同じような雰囲気を持っていますが、萬福寺はその建物や仏像・精進料理に至るまで、中国色が強いことが特徴で、...続きを読む

法話

法話とは仏法の教義などを説くことを言います。一般的には僧侶など仏教に携わっている人物が、仏教の教えに基づいた話しを分かりやすく説き聞かせることを言い、別名「説教」とも言います。説教というと、悪いことをした時に一方的に叱られるというイメージがありますが、本来は「良い教えを説いていく」事を言います。特定の決まった話しがあるわけではなく、...続きを読む

上座部仏教

上座部仏教とは、出家して悟りをひらき、煩悩の苦に満ちた生を解脱するという考え方の仏教です。小乗仏教とも呼ばれていましたが、大乗仏教から見て批判的な意味を持つことから、現在では、上座部仏教と呼ばれるようになっています。大乗仏教が北インドから東アジアにかけて広がったことに対し、南インドから東南アジアを中心に定着した考え方で、仏教信仰があ...続きを読む

蓮如

蓮如(1415~1499)とは、室町時代に活躍した浄土真宗の僧侶です。父は本願寺第7世の存如で、後にその跡を継ぎ、本願寺第8世となります。浄土真宗では、蓮如のことを「蓮如上人」と尊称しますが、「本願寺蓮如」と呼ばれることもあります。蓮如が、親鸞の教えを説く切っ掛けとなったのは、実母との生別でした。実母は、6歳の蓮如と別れる際に「親鸞...続きを読む

法然

法然(1133年~1212年)とは、平安時代末期から鎌倉時代初期に活躍し、教えを広めた日本の僧侶です。法然がはじめに触れたのは、大乗仏教の宗派のひとつ「天台宗」で、場所は比叡山でした。修業を積み、比叡山を降りたのは1175年43歳の時で、その後は東山吉水に住居を置き、念仏の教えを広めることに努めました。この1175年が浄土宗の立教開...続きを読む

教化

教化とは「教導化益」の略称で、徳をもって人々を正しく(善に)導くことを意味します。教化は押し付けるものではなく、自らの体験・姿をもって相手を導くものであり、強制は行いません。「教育」という言葉と同義で使用されることもありますが、「教化」とある場合は、宗教的あるいは政治的に人々を導き、教えを説くことを意味します。また、現代では『教化=...続きを読む

寄進

寄進とは「寄せまいらせる」の意で、寺院や神社に寄付を行うことをいいます。寄進に厳密な決まりは存在せず、現代では金銭・物品のどちらかであることがほとんどですが、所有地(土地)を寄進する人もいます。また、葬儀や法要、祥月命日、季節の行事(お盆・お彼岸)の際、お世話になった僧侶に渡す「お布施」も寄進(財施)に含まれます。続きを読む

忌明け

忌明けとは、家族・親族を亡くした遺族が故人の冥福を祈って喪に服していた忌服(故人の冥福を祈り、喪に服す)期間を終える日を言います。または、その日を迎えたことを言います。この忌服期間は宗教により異なり、仏式の場合は四十九日までを「忌中」とし、1周忌までを「喪中」とします。神式の場合は五十日が忌明けに相当します。仏式の場合は、多くの宗派...続きを読む

野焼き

野焼きとは火葬場や斎場がなかったころ、町はずれの野原で遺体を火葬した習慣のことです。野焼きは昭和後半になっても、火葬場へのアクセスの悪いところでは行われていたといいます。今でも屋外の野焼き場が残っている地域もあります。続きを読む

得度式

得度式とは、仏門に入り僧侶になるための儀式です。師匠となる僧侶に髪を落としてもらい、衣、袈裟といった僧侶の必需品を受け取ります。戒法を受けて僧侶の仲間入りをします。得度は大谷派では親鸞が9歳で得度したため9歳から可能で、一般的には遅くても20代までに寺院の跡継ぎは得度するといいます。そのため子どもの得度式もあり、京都では夏休みの風物...続きを読む

導師

導師とは、葬儀や法要の際に死者の霊を弔う僧侶のことをさします。葬儀をとりおこなう僧侶で、死者に引導を渡すことから、引導僧とも言われます。本来は導く師という意味で、仏教の指導者や僧侶を表した言葉でした。その後、唱導師のように、法会で進行の中心になって読経し、他の僧を導く僧侶の意味になりました。導師には法要全部を統括する大導師と言われる...続きを読む

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