待機者がいる場合、予約できるの？

出来ます。

要介護になっている高齢者のうち、要介護1～3までは、居宅で介護サービスを受ける場合が多いのですが、要介護5のように重度になると、施設サービスを利用する人が半数にも上ります。

在宅介護では限界が出てくるので、特別養護老人ホームに入居したりと、常時介護サービスが受けられるようにサービスを希望する人が増えます。

一方、特別養護老人ホームに入ることができず、待機高齢者になる人は増加傾向にあります。入所待機をしている人は、要介護4～5といった人が中心になりますから、事態は深刻です。

介護保険がスタートする前までは、特養は申し込み順で入所の順番が決まっていたため、早めに申込みをしてさえおけば、いつかは順番がまわってくるという認識の人が多かったといいます。

現在では、優先入所には都道府県や法令都市が入所の指針を決めています。

一般的には要介護度が3以上で、独居や高齢者の配偶者の老々介護になっているなど、居宅介護が難しいなどの条件を満たすと、優先度が上がります。

予約をしても順番がまわってこないときは、ショートステイや在宅介護の支援を充実してもらえるように、ケアマネジャーと相談していきましょう。