介護が必要な状況とは?

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介護が必要な状況を「本人」と「その家族」の2つの視点で考えてみましょう。

本人の状況

介護を考える状況は、本人の体調によってさまざまです。病気やけがをきっかけに、一人で生活をするのに不便になってきたら、介護を受けることを考慮する家族が多いのではないでしょうか。

要介護の状態になるきっかけは、体の不調、心の不調、怪我の3つが主な原因と言われています。

体の不調

脳卒中、関節疾患、心臓病、糖尿病など、生活習慣病が原因になることが多く、これらの病気をきっかけに、食事、トイレ、入浴などの日常生 活を、一人で行うことが難しくなるといいます。

心の不調

認知症が出てくると、妄想、幻覚、徘徊といった症状が出ることがありますが、そうなると心身面において安全に生活をすることが難しくなります。

怪我

ケガで多いのは、転倒して骨折するというものです。骨折してしまうと治癒に時間がかかり、その間に寝たきりになったり、車いすが必要にな ったりというケースが多いです。この場合は、トイレなどの介助も必要になります。

介護にあたる家族の状況

家族に介護が必要になることは、家族が元気なうちには考えにくいものです。

同居している

家を空けることが不安になってきたり、仕事を休むなど普段の生活に支障が出てきたら、家族にも負担がかかってきます。かつては三世代同居をし、家の中での介護も当たり前のように行われていましたが、最近では少なくなっています。

離れて暮らしている

「体調が悪い」「怪我をした」という連絡がきたとしても、仕事をしている世代だとなかなか帰省するというわけにもいかないのが現状でしょう。

そういった連絡が頻繁に来るようになったり、普段から電話やメールでのやりとりの中で小さな変化に気づけたらいいですね。

2025年問題を抱える日本では、現在4人に1人が高齢者とも言われる高齢化社会になっています。東京都では2010年に123万人でしたが、2025年には198万人、大阪府では84万人から153万人に増加すると予想されています。

介護をする側に負担がかかる状況に今後さらになっていくわけです。

まずは、実家の近くの介護保険課や高齢福祉課、地域包括支援センターなどに相談してみることが大切です。

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