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お彼岸のお墓参りは日本独自の文化?

春のお彼岸特集

お彼岸といえば、「お墓参り」を連想する方が多いのではないでしょうか。彼岸というのは「岸」の向こうという意味、つまり"悟りの世界"を指している言葉でもあります。

お彼岸の由来は何ですか?

彼岸という言葉は、元々仏教の言葉で、「煩悩に満ちた現世である此岸(しがん)を離れて修行を積むことで煩悩を脱し、悟りの境地に達した世界である彼岸に到達する」という意味があります。

私たちが普段使っている「お彼岸」という言葉は、修行を積んで悟りを開くというよりも、この彼岸の期間に行われる彼岸会(ひがんえ)の法要をさしているともいえます。

彼岸会の法要の歴史は、平安時代の中頃までさかのぼります。当時、浄土思想が盛んになり、真西に沈む太陽を見て、西方極楽浄土を思い描く「日想観」という修行が盛んに行われました。この修業によって極楽浄土に行けると信じており、お寺では法要をしっかり営むようになったといわれています。

沈む夕日
西に沈む太陽Photo:WikimediaCommons

お彼岸にどうしてお墓参りをするの?

実はインドや中国など世界を見ても「お彼岸にお墓参りをする」という文化があるのは日本だけです。

それは春分の日と秋分の日に込められた日本人の文化に理由があるという説があります。

内閣府が発表している「国民の祝日について」を見てみると

春分の日:自然をたたえ、生物をいつくしむ
秋分の日:祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ

と記されています。

元々農耕民族であった日本人には仏教が伝来する前から先祖供養と自然に感謝する習慣がありました。

芽吹きの春には1年の豊作を願い、豊穣の秋には太陽とご先祖様に収穫を感謝するという意味合いが春分の日、秋分の日にも込められているのでしょう。

収穫に感謝する日本の文化


自然への信仰と先祖供養が仏教の「彼岸=極楽浄土」の教えと結びつき、春分・秋分の日を中心にご先祖様の供養をお彼岸に行うようになったとされています。

お彼岸にお墓参りをする文化には、「生かされていることへの感謝」「ご先祖様への感謝」をする大切な節目と捉えた日本独自の価値観が大きく息づいているんですね。

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