樹木葬の歴史

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樹木葬(樹林墓地)はいつから行われているのでしょう?樹木葬の歴史を振り返ります。

1999年 日本初の樹木葬が岩手県一関市で実施

日本で初めての樹木葬が一関市・祥雲寺(現 知勝院)で行われました。自然回帰の考え方や、跡継ぎを必要としないお墓としても注目され、特に首都圏を中心とした都市部での関心が高く、多くの見学者が訪れ、その後日本全国で見られる樹木葬の先駆けとなりました。

2004年 北海道長沼町で樹木葬墓地問題が起こる

北海道長沼町の「ホロナイ樹木葬森林公園」での散骨樹木葬に反対する地域住民の運動が起こり、長沼町議会が条例を制定するに至りました。墓地以外の場所で散骨する樹木葬が問題とされたもので、現在、日本全国で見られるほとんどの樹木葬は、墓地指定を受けた場所で行なわれています。

2006年 公営霊園初の樹木葬が横浜に造られる

公営霊園ではじめての樹木葬が、横浜市営墓地メモリアルグリーンに2006年に造られ人気を集めました。(参考:特集「樹木葬・樹林墓地を巡る~第2回 横浜市営墓地~」

2012年 都営霊園初の樹木葬が小平霊園に造られる

公営霊園としては2例目、都営霊園としてはじめての樹木葬が、都立小平霊園に造らました。初めての募集が行われ16.3倍と高倍率になったことが広く報道されるなど、樹木葬の高まりが見られました。(参考:特集「樹木葬・樹林墓地を巡る~第1回 小平霊園~」

2013年以降 様々な樹木葬の誕生

公営霊園でも樹木葬が見られるようになったことを受け、各所の寺院・霊園で「樹木葬」を称する区画や霊園が誕生しました。都市型の樹木葬では寺院の庭を活用した「庭園型」、「花壇型」など多様化しています。

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